`switch`文は、与えられた値に基づいて複数の選択肢の中から適切な処理を選び出すための構文です。 `switch`文では、以下のような流れで処理が実行されます。 1. 式の結果（値）と一致する値のあるcase節を上から順に探す 2. １で該当するcase節の処理が実行される 3. ２のcase節に`break`があれば終了する 4. ２のcase節に`break`がない場合は`break`のあるcase節の処理まで続いて実行される 5. `break`が全くない場合は最後まで処理が続いて実行される ~~~javascript switch (値) { case 選択肢1: // 選択肢1が一致したときの処理 break case 選択肢2: // 選択肢2が一致したときの処理 break default: // どの選択肢にも一致しなかったときの処理 } ~~~ - `switch`文は、`switch`キーワードの後に括弧で囲まれた値を評価し、その値に一致する`case`節の処理を実行します。`break`文は、処理が終わった後に`switch`文を抜けるために使います。`default`節は、どの`case`にも一致しない場合に実行されます。

💡break文を必ず記述する

条件ごとに処理を区別する場合はbreakの記載を忘れないように注意しましょう！

## 例1: breakを記述しない処理の挙動 ```javascript~コード例1 const x = 1; switch (x) { case 1: console.log('xは1です'); case 2: console.log('xは2です'); case 3: console.log('xは3です'); default: console.log('xは不正な値です'); } ``` xは1です xは2です xはです xは不正な値ですこの例では、`break`を記述していないため、すべての処理が実行されています。 ## 例2: breakを記述した処理の挙動 ```javascript~コード例2 const x = 1; switch (x) { case 1: console.log('xは1です'); break; case 2: console.log('xは2です'); break; case 3: console.log('xは3です'); break; default: console.log('xは不正な値です'); } ``` xは1ですこの例では、`break`を記述しているため、条件に合った処理が実行されています。変数`x`は1なので、`'xは1です'`と表示されます。 filename: コード例1 wordDecorations: - word: "switch" color: '#ff0000' isUnderline: true rubyText: "どの条件にも一致しない場合" lineDecorations: - lineStart: 4 lineEnd: 11 isBorder: true rubyText: "breakがないため、すべてのcaseが実行される" filename: コード例2 wordDecorations: - word: "switch" color: '#ff0000' isUnderline: true - word: "break" color: '#ff0000' isUnderline: true rubyText: "処理の終了" lineDecorations: - lineStart: 4 lineEnd: 6 isBorder: true rubyText: "breakがあるため、条件に合った処理のみ実行される"

クイズにチャレンジしよう！

コーディングしよう！

関連チャレンジ