このチャプターではJavaScriptの基礎となる、値を返す関数の作成について学んでいきます。 ## このチャレンジでやること 1. 関数を呼び出して値を返してみよう 2. 問題

## 1.関数を呼び出して値を返してみよう関数内の処理に `return` を記述することによって、その関数は値を返すことができます。次の例を見てみてください。

###### index.js ~~~js function sum(num1, num2) { return num1 + num2 } const result = sum(1, 2) console.log(result) // 3 ~~~ この関数について2点解説します。 1. 複数の引数を渡した際の処理の流れについて 2. returnについて
例のように、引数は2つ以上渡すことが可能です。
その場合、関数では **function 関数名( 引数1, 引数2 )** のようにカンマで区切って記述します。
引数に値を渡す場合も同様に、関数の呼び出しと同時に **関数(渡す値1, 渡す値2)** のように記述します。
この引数を渡す順番と関数で定義した引数の順番は連動しているので、記述する順番に気をつけてください。
例では **num1** に数値**1** , **num2** には数値**2** が渡されています。 **return** を関数内に書くと、その関数を呼び出した時に何らかの値を受け取れるようになります。
その値を受け取る方法の1つが、変数に代入する方法です。
例では **const result = sum(1, 2)** のように変数resultの宣言と同時に関数を呼び出しています。
このように記述することで、関数sumを呼び出した際に取得できる値を、変数resultで受け取ることができます。
関数sumの処理では **return num1 + num2** と書かれているので、まず **num1 + num2** の計算が行われ、その結果を **return** しています。
結果として変数resultには **num1 + num2** の計算結果が渡されるようになっています。 ---
**return** は値を返すだけでなく、
記述した行で関数の処理を止めてしまうことにも注意してください。
記述する順番などに気をつけましょう。
~~~js function sum(num1, num2) { return num1 + num2 // この行で処理が終わってしまう。 console.log( num1 * num2 ) // この行の処理は呼び出されません。 } const result = sum(3, 2) console.log(result) // 5 ~~~

## 問題引数に渡した2つの値を引き算し、結果を返す関数subtractNumを作成してください。結果をコンソールに出力し、数値の8が表示されれば正解です。

#### 条件 - 上記の例は関数式（const変数名 = function() {}）の形で書くこともできます。 - 変数名は「subtractNum」とし、関数式で宣言してください。 - 引数の命名は、1つ目を「num1」・2つ目を「num2」としてください。また、「num1」には **数値12**、「num2」には**数値4**を渡して関数を呼び出してください。 - 呼び出した結果は変数resultに代入してからコンソールに出力してください。 #### 参考 ~~~js const 関数名 = function(引数1, 引数2) { } const result = 関数名(12, 4) console.log(result) ~~~

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