Spring Bootフレームワークを用いて、シンプルなレンタル管理システムを開発する課題です。


SpringBootコース

テンプレートエンジン(thymeleaf)

レンタル管理システムを作ろう

ここまで、Spring Bootを活用してレンタル管理システムを一通り実装してきました。
**3層アーキテクチャに基づいた設計と実装**を通じて、実際のWebアプリケーション開発の基本的な流れを体験できたかと思います。

## 今回学んだこと

- **3層アーキテクチャの実践**
  - コントローラー、サービス、リポジトリの役割分担と連携の方法を学びました。

- **複数テーブルの連携**
  - ユーザー、アイテム、レンタルという3つのテーブルを連携させ、それぞれのエンティティ間の関係を管理する方法を実装しました。
  - 特にレンタル管理では中間テーブルを活用したリレーショナルな設計を実装してきました。

- **MyBatisによるデータベース操作**
  - アノテーションベースのSQLマッピングを使用して、単純なCRUD操作から複雑なJOINクエリまで様々なデータベース操作を実装しました。

- **ビジネスロジックの実装**
  - アイテムの貸出状態管理や返却処理など、実際のビジネスルールをコードとして表現する方法を学びました。
  - サービス層でのビジネスロジック実装（レンタル処理・返却処理）も体験できました。

## 次のステップ

このチュートリアルで基本を押さえたあとは、ぜひコードを自由に改造してみてください。
特に、以下のような発展的な機能を追加してみると良いでしょう。

- **バリデーション機能**：入力値の検証を追加して、データの整合性を保つ仕組みを導入してみましょう。

- **検索機能の強化**：複数条件による検索や、部分一致検索など、より使いやすい検索機能を追加してみましょう。

- **ページネーション**：大量のデータを効率的に表示するためのページング機能を調べて、実装してみましょう。

## 実践的な開発へ向けて

今回のチュートリアルでは基本的な機能実装に焦点を当てましたが、実際の業務システム開発ではさらに考慮すべき点があります。将来的に身に着けていく内容として、以下の用語を確認しておくとよいでしょう。

- **例外処理とエラーハンドリング**
  - 予期せぬエラーに対して適切に対応する仕組みを設計しましょう。

- **トランザクション管理**
  - 複数のデータベース操作を一つの処理単位として確実に実行するための仕組みを理解しましょう。
  -  例えば、今回のレンタル管理は2つのテーブルを更新していますが、一方の処理が完了した後、もう一方の処理途中でエラーが発生した時、一方のテーブルのみのデータが更新されてしまうという状況を防ぐ、といったような時に導入します。

- **ロギングとモニタリング**
  - システムの状態を監視し、問題発生時に原因究明できるようにログ出力を設計しましょう。

今回の経験を足がかりに、より複雑なシステム開発にも自信を持って取り組めるよう、少しずつ知識と経験を積み重ねていきましょう！

13. まとめ